2分半の至福 ノーザン・ソウル

ロンドンから真南におよそ85km、イギリス南東部、海沿いの観光地であるブライトンが舞台の映画『さらば青春の光』は、モッズカルチャー、特にそのファッションと音楽が注目されましたね。

ベスパと細身のスーツにM-51、音楽はソウル、スカ、R&B 。。そんなイメージでしょうか。
ミリタリー物のM-51は、別名モッズコートとも言いますが、踊る〜の青島刑事がドラマで着たこともあってか、一気にメジャーになり、今では年々デザインがあちこちでアップデートされ、すっかり定着した感がありますよね。
若い子には「セカオワコート」と言う方がわかりやすいかもしれませんが😅

ファッションとかカルチャーはいずれ廃れていくモノですが、モッズのブームもひと段落した60年代後半、ロンドンから遠く離れたイギリス北部で、アンダーグラウンドなカルチャーが芽生えてくるのです。
それが「ノーザン・ソウル・ムーブメント」です。

ところかわってアメリカでは、ノーザン・ソウルというと、ニューオリンズやメンフィスなどのサザン・ソウルと対をなす、シカゴやデトロイトなどのソウルを指しますね。
具体的に言うと、チェスレコードとかモータウンのソウルのことですね。

そんなアメリカとは違って、イギリスの「ノーザン・ソウル」は、DJとダンサーが織りなすアンダーグラウンドなクラブカルチャーです。
まあ言うたらサブカルですな😆

マンチェスターのクラブ「Twisted Wheel」に始まり、ウィガンの「Casino」とか、ブラックプールの「Mecca」なんかでね。

アメリカで埋もれていた7インチのレアなソウルをプレイするDJ。。
彼らは他のDJを出し抜くため、競ってレア音源を求める。
60年代のソウル、時にはデモ盤やサンプル盤など、どこかに眠っているお宝を掘り出す感覚で。。 そのお宝を守るため、レーベルのところをカバー・アップ(隠すこと)したり。。
ダンサーは、DJがプレイする速いテンポのレコードに合わせ、ブルース・リーばりの激しいアクションで応える。。
まあ、合法アンフェタミンでハイになるってのは当時のお約束のようで😅

この辺りは、その名もズバリ『ノーザン・ソウル』という映画をご覧いただければ一目瞭然ですな❣️

映画『ノーザン・ソウル』予告編


音楽や文化は廃れはしますが、必ずリバイバルやフォロワーが周期的にきたりするモノで。。

モッズのフォロワーが、スモール・フェイセズ、キンクス、フーから、ジャム、ポール・ウェラー、それに、ザ・コレクターズ😘。。という流れだとすると。。

ノーザン・ソウルのフォロワーというか、影響を受けたものって何なんでしょうかね〜?

え!レイブとかトランスとか?
知らんけど〜🤣🤣🤣

まあ、コアなファンは、変わらず古き良きソウルを聴いてますよ、たぶん😊



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