剽げ者と珈琲

その昔、古田織部という信長や秀吉に仕えた戦国武将がいたそうな。。

この人物、武人というよりは、芸術をこよなく愛する数寄者で、それ系の松永久秀や荒木村重に多大な影響を受けながらも、出世とモノ、二つの欲望の狭間で揺れ動くという、愛すべき武将であります。





全て「へうげもの」という漫画の受け売りですが😅

漫画なので、史実に当然フィクションも織り交ぜられていますが、迫力のある構図や絵面もあいまって、なかなか面白いです。

名物や業物の茶器や趣を凝らした建築物なんぞは権力の象徴でもあるので、一概に大げさとも言えない微妙なところも興味深いです。

物語前半、久秀が名器『平蜘蛛』を道連れに非業の死を遂げますが。。

生前、信長からしつこいほどにクレクレされた茶釜、よほど渡したくなかったんでしょうね😢

3年ほど前、ヤカンを買う機会があり色々調べたのですが、鉄瓶いいね!ってことで『及源』の『観月アラレ』というのを買いました。
それまでは鉄器には全く興味がなかったので、漫画「へうげもの」の影響大ですな。
決まり事さえ守れば100年ほどは余裕で使えるでしょう。

道連れにはしませんし😆

鉄瓶の手入れは。。

1.湯垢をつける

2.お湯を使い切って乾かす
3.空焚きしない

これぐらいでしょうか?

まず、硬水を煮立てて湯垢(カルシウム、マグネシウム)で内部をコーティングします。
使うときは必ずお湯を使いきり内部を乾かします。沸かしたてであれば余熱で乾きます。しばらく時間が経って鉄瓶が冷えていたら、中の水分は捨てて30秒ほど火にかけて乾かします。
空焚きしすぎるとヒビや割れが生じる場合もありますので気をつけて!

毎日使うのが理想ですが、あまり使わない場合でも湿気のない風通しの良い場所に置いとけば問題ないです。

私も夏場はあまり使わずガスコンロに置きっ放しですが大丈夫です!





ただ、一度だけ水を捨て忘れ、少し錆びてしまいましたが💦
程度にもよると思いますが、煎茶の茶ガラでサビを落とすやり方もあります。
この方法でサビがある程度www落ち、お湯も金臭さや赤みもなくなったので、今は普通に使えてます😅

アルミやステンレスのヤカンもいいのですが、鉄瓶は育てていくという感覚が加わります。
意外と手間もかかりませんし、何と言っても味がまろやかになるので、めっちゃおすすめです。

玄米茶が好きで抹茶入りのをコレで沸かして飲んでるんですが。。
コーヒーでは試したことがなかった💦

で、やってみました!

豆:エチオピア🇪🇹イルガチェフ G1 ウォッシュド・コチャレ
焙煎日:1月23日(土)
焙煎:シティロースト

ドリッパー:カリタ2人用
豆量:18g
湯量:234g
湯温:88℃ぐらい

上記条件で、ポットで沸かしたお湯と、鉄瓶で沸かしたお湯で比べてみました。

ただし、鉄瓶から直接淹れるのは難しいので、両方とも違うポットに入れ替えて淹れました。





まずは、普通のポットのお湯の方。。

飲み口は、モカのほのかな香りがしますが、すぐに酸味がきますね。。
甘みもあるんですが、酸味に隠れた感じ。
雑味もあるし。。

というのも、ガスボンベの容量が少なくて火力が弱かったんです。。💦
ハゼの音があまりしないなぁと思ってたのですが。。
続けて違う豆の焙煎をしたら途中で火が止まってしまい、新しいボンベに変えると火力が全然違ってました!
焙煎、火力が重要ですね。

味はまあ、さて置き。。

次に鉄瓶のお湯で淹れた珈琲!

ああ。。

ほほう。。

なるほど。。

あんまり違いがわからないんですけど〜🤣

おーい、さゆ持ってきて〜!
はいハイ、さゆ白湯!
*自作自演💦

白湯は違いがはっきりクッキリわかりますね!
鉄瓶の方が断然まろやか!

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コーヒー、冷めてから飲むと違いがわかりましたよ!

鉄瓶の方が酸味と雑味がおさえられていて、普通のお湯より旨味が感じられました。

サンキュー😘失敗焙煎!

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結論、鉄瓶で淹れた珈琲、おすすめです😅





白湯リストな方々も是非どうぞ😆

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