美的比率とデザイン

比率のお話😊

1.まず正方形を書きます。
2.左下から右上に対角線。
3.左下を中心として、対角線を半径とする円を描く。
4.正方形の横線を延長して円の交点で長方形を描く。
5.正方形と長方形をくっつけると。。

比率『1:√2 (1.414)』になります。

これを白銀比(大和比)と言います。

この比率は法隆寺や五重塔に使われていたり、江戸時代の公用紙だった美濃和紙もこれに近い比率ですね。
昔から日本に馴染み深い比率なんですな😊

その美濃和紙を元に日本独自のB判の用紙サイズが作られました。
その流れで公文書などはB判が主流でしたが、今はドイツ🇩🇪発祥のA判が多い印象ですね。

これらの用紙比率に白銀比が使われているのです。

最大サイズはA0、B0で、これを半分にすると、A1、B1、そのまた半分で、A2、B2、またまた半分で〜A3、B3 ‥ てな具合で、小さくなっても比率は変わらないので、裁断しても紙の無駄が出ないんですな。

A判、B判

この白銀比の長方形に、先程と同じ要領で対角線を引き、円を描き、長方形を作ります。
できた長方形の比率は1:√3 (1.732)になります。
これを『白金比』と言います。

iMacの画面サイズがこれに近くて、ピクセルサイズで『1:1.77』くらいの比率です。

この白金比の長方形に対角線を引いて同じようにしていくと、比率は1:√4 (2)になります。
綺麗に倍になるんです。
えらいもんですな😘

この比率は。。畳❣️。ですな😆

次に、正方形の下線の半分の位置から右上に対角線を描きます。
その位置から対角線を半径にして円を描きます。
先程と同じ要領で長方形を描きますと。。

比率は『1:1.618(Φファイ)』
小文字のφフィーは『0.618』
これを『黄金比』と言います❣️

DNAから銀河まで、森羅万象、ありとあらゆるものは黄金比で形作られています。。と、言っても過言ではない!と、思いたい。。😅

木の枝わかれ、らせん状の葉の付き方、花の枚数、松ぼっくりやパイナップル🍍 の鱗片、ヒマワリ🌻の種の付き方。。

それらは、フィボナッチ数列(1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 〜) にも関係するのですが、タネを隙間なく最大数つけたり、太陽や雨を効率的に受ける、自然の法則でもあるのです。

ちなみに、黄金比とフィボナッチ数列の関係は、フィボナッチの隣り合う数字で割ると、黄金比(1.6180339887…)に近づいていきます。

3/2=1.5
5/3=1.66
8/5=1.6
13/8=1.625
21/13=1.615
34/21=1.619

… てな感じで。。

これを具体的なデザインで言うと。。

アップルのロゴは、黄金比の長方形とフィボナッチ数列(1, 2, 3, 5, 8, 13)の直径比率の円で作られた。。と言われてますが。。

デザイナーの手描きでした〜🤣

という説もあるようです😅

あ、MacBook Proの画面比率は黄金比に近い『1:1.6』ですよ。
これは確実に😊

アップルに限らず、古今東西、ありとあらゆる者が黄金比を取り入れます。
巨大建造物、墳墓、絵画、マスク、胸像、モニュメント、建築物、文字、ロゴ、音楽、楽器、本、写真 …などに。

ギザの3大ピラミッドの並び、ツタンカーメンのマスク、メンカウラーの胸像、スフィンクス、ラオコーン像、ミロのヴィーナス、アダムの創造、最後の晩餐、モナリザ、タージ・マハル、夜警、真珠の耳飾りの少女、凱旋門、紫禁城、グランド・ジャット島の日曜日の午後、神奈川沖浪裏、サグラダ・ファミリア、バルセロナチェア、ストラディバリウス、ル・コルビュジエのモデュロール、サヴォア邸、黄・赤・青と黒のコンポジション、カセットテープwww … 書き出すとキリがないですね😅

なぜ、人びとはこんなにも黄金比に魅せられるのでしょうか?
その比率が美しいからでしょうか?

それは、地球上のあらゆる自然とうまく調和したい人間の想いがカタチになったんだと、私は思います。

普段見慣れた草木や花などの植物、蜜蜂🐝や蝶、蟻🐜などの昆虫、魚、貝、カエル🐸、猫🐱、犬🐶、猿🐵、キジ。。もちろん人間も …

みんな美しい❣️
と、思いませんか?

苦手なものも中にはありますが😅


ということで、黄金比を使ったものを何か作りたいと思います❣️

というか、もう作ったんですけどね😅

めっちゃ長くなりすぎたんで、また次回〜^ ^〜


Louis Armstrong / What a wonderful world (1967)

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